ハイブリッド レンダリング

新規開発のラジオシティと機能を強化したレイトレーシングを融合し、あらゆるグラフィックシーンへ対応します。 最新のフォトンマッピング ( Photon Mapping ) の手法を応用して、独自のラジオシティを開発しました。 ハイブリッド ラジオシティは、大域照明 ( Global illumination ) と投影などの直接光処理の併用を実現しています。
強化型レイトレーシングでは、環境干渉 ( Ambient Occlusion ) で周辺のオブジェクトから受ける光の陰影を加えています。 また、拡散計算を応用した正確でやわらかな影を標準装備しています。

進化したビューポイント

カメラのあおり調整を使用すれば、水平視を保ったままシーンを上下方向にシフトできます。
カラー立面図などの表現に有用な平行表示も加わりました。
より強く現実感を得たい場合には、昼間や夜間などの表現強調 ( Dynamic Range Encoding ) が利用できます。

アルファ チャンネル

入出力画像で アルファ チャンネル をサポートしています。 前景やロゴなど、なめらかな画像エッジが得られます。 また、レンダリング出力画像では、編集を目的とした背景分離が利用できます。

バーチャルオブジェクトも、3D空間上のアルファ チャンネルにより、なめらかなオブジェクト境界が得られます。 投影もバーチャル化しました、光が側面からあたっても影は仮想立体のように表現されます。

ポリゴンをそのままの形状で

三角形に分割することなく、ポリゴンを多角形としてそのままの形状でレンダリングしています。 これにより、立体やポリゴンの直接編集を可能としました。 頂点や辺または面をドラッグして立体を伸縮変更することができます。

ポリゴンの分離時には、頂点で接続するすべてのポリゴンの一括選択や、指定範囲内のポリゴンの選択などを可能としました。 さらに、文字フォントの立体文字化や画像からの立体生成などの新機能を実現しています。

ファイル入力

Autodesk 社の FBX ファイルと 3DS を開くことができます。
SketchUp と VectorWorks 用のファイル取り出しプラグインを用意しました。

連携している CAD ソフトウエアから直接 AJF ファイルを保存するための SaveAJF SDK を用意しています。


オブジェクトプロパティ

階層化したデータ構造に対応したオブジェクトプロパティを独立したウインドゥで用意しました。 さまざまな情報を集計して表示します。 オブジェクトの表示・非表示、投影の有無やスムージングなどの階層下の設定をまとめて変更できます。

非表示としたオブジェクトはデータ階層でグレー表示としました。 また、ポリゴンが重なっている場合に指定オブジェクトを優先して表示することができます。

マルチメディアライブラリ

横型と縦型のマルチメディアライブラリが使用できます。
別々のカテゴリーからの ドラッグ&ドロップ が同時にでき、利用の幅が広がります。

テクスチャーは複数の適用と貼付けが可能、画像置換もコントローラへ直接 ドラッグ&ドロップ です。 適用した材質名はコントローラに表示、材質とテクスチャーもカット・コピー・ペーストができます。

インターネット ライブラリ

マルチメディア ライブラリに加えて、ライブラリをホームページから直接 ドラッグ&ドロップ できます。 一度 ドラッグ&ドロップ したライブラリは自動的に指定のフォルダに保存されます。

周辺ビルの自動作成や改良した各種材質、画像の立体化や半透明のバーチャルオブジェクトなど、最新のライブラリを自在に取得できます。

インターフェース

ワークビューのツールボタンは、左にオブジェクト操作、下にカメラをわかりやすく配置しました。 縦横比は出力サイズに合わせて自動調整です。
移動時には移動量をリアルタイム表示、ホィールで1mmづつの正確な移動ができます。 コントローラの数値入力が確定してからワークビューを再描画、不要な再描画は行いません。
入力欄でのホィール使用は、正確に、1づつ、10づつ、100づつ増減としました。
色彩調節も基本色サークルと5つのバーレベルにまとめ、さらに容易になりました。

アニメーション ディレクター

アニメーション ディレクター ウィンドゥでキーフレームの一覧表示と編集を行います。

アニメーションにマルチメディア ライブラリから WMA オーディオを加え、WMV 形式で保存します。 高い圧縮率での保存とDVD品質のストリーミング再生が可能です。 アニメーションの編集時には、DirectX の高速保存によるテスト作成がたいへん便利です。

レンダリング ユーティリティ

アニメーションをフレーム画像として保存できます。 複数のフレーム画像のグループを、開始フレームと終了フレームを指定してビデオへ変換します。

便利なバッチ処理は、現在のカメラを登録します。 データ名と出力ファイル名を確認し、昼休みや夜間などにまとめてレンダリング処理を行います。

カットボックス

カットボックスで立体クリッピングができます。断面パースの作成に活躍します。
複数のカットボックスを使用したり、カットボックスをアニメーションで移動するなど、
さまざまな表現方法に期待が広がります。

便利なライセンス形態

ライセンスは安価で経費処理が容易な年間ライセンスとしました。 ライセンス期間内は無償でオンラインバージョンアップが受けられます。 供給はオンラインWebセットアップとCD供給を用意しています。
マルチライセンスでは、同一の製品IDで複数のライセンスを使用できますので、管理が容易になります。 フローティングライセンスでは、実行しているアークレンダーの数をオンラインで管理しますので、実行したい本数だけの費用で、効率的にライセンスを運用できます。

64ビット ネイティブ

高速処理と大容量メモリの有効活用を可能とする 64 ビット ネイティブ対応をしています。 ライセンスは共通となっていますので、セットアップ時に 64ビット(x64) または 32ビット(x86) を選択できます。

背景写真との自動合成

背景画像との自動マッチング機能を標準装備しました。
モデルと背景写真にマッチングポイントを置くだけで、リアルタイムに合成を行います。

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